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…交渉

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2023.06.28

先日、お世話になっている船井総研ロジのLPS6月例会に参加してきました。

内容の中心は運送業界の危機的問題となっている働き方改革法に基づく「2024年問題」と呼ばれている長時間労働の代名詞となってきたドライバー職へ年間960時間、月間で80時間以下に残業時間を規制することを20244月施行されることになっています。

この問題はドライバーさんたちの働ける時間が短くなることで、純粋に運べる荷物の量が少なくなり、移動させられる距離が少なくなること、また、同時に長時間労働(残業)することによって稼いできたドライバーさんたちは、働く時間が減る=収入が減ってしまうので、離職してしまうドライバーさんが出ることで総体的にドライバーさんの人数が減ってしまうので、動かせるトラックの台数も減ってしまうという2つの面があります。

長時間運行の解消に向けてモーダルシフトと呼ばれる鉄道貨物やフェリーによる船舶貨物などを併用することや、神戸~東京などの往復するのにに2日を必要としている長距離運行には、途中の名古屋などに中継拠点を設けて神戸~名古屋、そして、名古屋~東京の2つに分けることで1人のドライバーさん受け持つ運行を日帰り出来るようにするなどの工夫が取り上げられていました。

そして、労働時間が減っても収入を現状維持、また、それ以上の収入UPしていくには、その原資となる運賃が最も重要なこととして、荷主企業に対しての運賃”値上げ”をどのように行っていくか⁉ということになります。

当社も運賃の“値上げ”交渉を行っていくなかで、即時”値上げ”に対応いただけたり、運行形態の見直しから親身に検討を重ねてくれている荷主企業もあるなかで、どこか…何とかなるだろう~という感覚の企業様も見受けられるのも現状というところです。

ただ、当社の従業員のみなさんに伝えたいことですが、“値上げ”とは私たちの商品である『配送・集荷』という仕事の価値を高く評価してもらうことなんだということを覚えていて欲しいんです。「燃料代があがった。」「修理代が高くなった。」「法律が変わった。」という外部からの影響だけで値上げをお願いするだけじゃなく、当社の仕事を高く評価してもらう努力をして欲しいと思っています。

私の交渉力不足⁉が災いしていますが、この2024年問題を当社全体で、そして運送業界全体で超えられるようにみんなの力を貸してください~

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