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2022.01.26
先日、年始のご挨拶に山梨県を訪問した時に、武田神社へお参りしてきました。
武田神社は戦国時代に甲斐(現在の山梨県)の戦国大名である武田信玄公を祭神としてお祀りしている神社で、信玄公が拠点としていた躑躅ヶ崎館の跡地に建てられています。
平日の午前ということもあり、観光客は少なかったのですが、地元の方と思われる方が何人(お一人の方、老年のご夫婦や小さな子供を連れたお母さんなど)も、サッとお参りされて、サッとお帰りになる光景には、この武田神社が、しいては信玄公が地元にとても“愛され”ていると感じます。
戦国最高の名将と評される信玄公の一般的なイメージは、精強な騎馬隊や隣国との合戦における数多くの勝利を取り上げられがちですが、甲州法度之次第という法律を作ったり、水害の多かった地域に大規模な治水工事(信玄堤)を行ったりと領国の発展に大変な力を注がれ、治政の面においても多大な功績を残されています。
そして、信玄公の残したといわれる有名な詩に
「人は城、人は石垣、人は堀…」は、人材は立派なお城より大切である。と説いていますが、このことは、今の現実社会においてもまったく同じことだと教えてくれます。
また、この教えをどうすれば実行できるのか?という意味で、この詩にはあとの句があって、
「情けは味方、仇は敵なり」と続きます。これは人情を大切にし、また、人を恨むことがないように、と説いていると思います。
私は、あとの句がとても好きなのですが、実践するにはとても難しいのですが、当社が、働く従業員や地元の方々にとって“愛され”る存在になれたら…と想っています。
お参りすることで、少しでも信玄公を見習うことが出来たら…という年始回りでした。