誇りや伝統という…
2021.08.04
今日の新聞にホンダのNSXが2022年12月生産終了となる記事が出ていました。
若い方やクルマに興味があまりない方はご存知ないかも知れませんが、クルマ好き、それもスポーツカー好きで知らない人はいない、国産初のピュアスポーツカーとして軽量アルミの超低い車体に、高回転までパワーを弾き出す高性能NAエンジンをミッドシップで搭載した、ホンダの技術だけでなく誇りと伝統を結集した傑作です。
ですが、現実世界が脱炭素社会に向け電動化(EV)していくクルマ社会へ切り替わっていくホンダの決断として、NSXの生産終了もそのひとつということなのでしょう。
ダーウィンの進化論にある「生き残るのは変化に対応できるもの」と言われていますが、私たちはただ生きているわけではなく、様々な“想い”を持って生きていて、その中に誇りや伝統といった形に表しにくいものも含まれいるので、簡単に変えることは難しいと思います。そして、その“想い”は目標や活力であったりすることもあるので、変えていくにしても慎重に行うことが求められます。
小さな記事ですが、ホンダにとってどれほど大変な決断だったのか⁉私ほどでは想像しきれないことだったのかと考えさせられました。
当社でも今の一般社会において正しくないという面があり、それを適切に変えていきたいと考えていますが、この様々な“想い”への対応は大きな課題です。
そいうえば…モータースポーツの頂点であるF1の活動も今シーズンを最後に撤退なんです…とても寂しいですね。