この違和感は…
2020.06.28
最近の新聞紙面やネットニュースなどのメディアに出るのは、新型コロナウイルスの世界的な感染者数の増加と、日本のみならず世界全体の経済悪化という内容の悪いものばかり…
そして特に騒がれるようになったのは特別定額給付金(個人に10万円)や持続化給付金(企業に200万円、個人事業者に100万円など)の給付がおくれているということ、それによって生活困窮者や企業の倒産が多くなっている。という内容です。
これらの情報は、全世界がとても大変な状況であることを物語っています。
としながらも、新型コロナ対策として行われていた県をまたいでの移動制限が、先週の6月19日に解除され、これで日常がひとつ戻りました。その週末の20日(土)・21日(日)は、当社で一番身近な高速道路である常磐自動車道は夕方ごろには、交通量の増加によって三郷料金所を先頭に長い交通渋滞が発生していました。
当社の外食関連のお客様は全体的に回復してきていますし、大型商業施設やその周辺の交通量や人出もコロナ前とまでいかないまでも、それに近い状態になっています。感染防止の徹底を前提としなければなりませんが、少しずつでも良くなって欲しいと思うのが正直なところです。
でも、なんかおかしいな…なんか変だな…
そうなんです!情報で出ているほど目の前の現実はそこまで酷くないのでは⁉と感じるんです。
そんな違和感を持ちながら、先日、金融機関のコンサルティング部門の担当者とお話しする機会があったので、この違和感について打ち明けてみると、その担当者はこう答えてくれました。
「どうしても発信するメディアは東京中心の情報になってしまいます。また、地方でも場所(都市部や郊外など)によって大きく変わったりもします。その違和感は“大切に”されたほうが良いと思います。」とても納得できました。(ただの勉強不足だったということですが…恥ずかしい)
現在はデジタル化が急速に進んで、情報を得るチャンネルや量は膨大にあります。それは、とても便利なことですが、同時に「この情報は正確か⁉」という思考をし難くしているとも思います。
そんな時に、「ん⁉おかしいな⁉」と違和感が、より正しい情報や現実に近づけてくれるサインなんだと教えていただきました。