先日、お客様を訪問した時に気付かされたことがあります。
そのお客様は福島県に所在する食品メーカー様で、
当社は20年以上のお取引をさせていただいています。

昨年から当社の運行時間が変更になった関係から、
１つのコースを新人ドライバーが担当することになったのです。
もちろん新人ドライバーは、その食品メーカー様の業務は初めてなので、
先輩ドライバーと数回にわたって業務の研修を行いましたが、
経験値不足から遅々とすることもあるかな…と思っていました。 

ですが、新人ドライバーがひとりで運行した初日から
定刻に会社へ帰ってくるので、不思議に思って尋ねると、
「食品メーカー様のみなさんが手伝ってくれました。」
というのです。
しばらく日にちが経った時にも、
「商品を積む時の注意点を教えてもらいました。」と…
極めつけは、食品メーカー様の定休日は、ドライバー１人で
作業するのですが、新人ドライバーが到着すると、
食品メーカー様の役員の方が出荷場所の外で、新人ドライバーを
手伝うために待っていたというのです。定休日なのに… 

そして先日の訪問の時にその役員の方から
「最近〇〇(新人ドライバーのこと)が商品積むのうまくなったんだよ。」
「最初は危なっかしくてさあ〰」と
にこやかに話してくれました。

こうして私たちはお客様に“育ててもらっている”と
あらためて気付かされました。
その時は、ただ感謝を伝えることしか出来ませんでした。
育てていただいた御恩は、成長してお返しするしかありません。 

そういえば20年ほど前にその食品メーカーの社長様(役員の御父様)に
「下手くそな積み方しやがって‼」
「こうやって積むんだ‼」と
怒鳴られていたドライバー⁉がいたような気がします…(自虐)